岡部憲治 の 戯言記

e-ラーニングの広がりは、ガラパゴス化を防ぐのかあるいは広げるのか

◆教育関連ニュース「ネットカフェでe-ラーニング」でも書いたように、e-ラーニングの裾野はどんどん広がっている。

たとえば、塾。

 

会社名

商品名

価格

備考

ベネッセ コーポレーション

進研ゼミ中学講座プラスアイ

6800円

月額

通常の通信添削に、電子教材を加えたもの。

Z会

「映像コース」

7万9100円

90分×28回で

年度末まで繰り返し視聴可。

城南進学研究社

城南マナビックス

4750円~6300円

小1~中対象

トライグループ

遠隔家庭教師
「トライ@HOME」

3500円

1時間

トライグループ

講座の動画配信
「トライ e カテイ塾」
2500円~3500円 1科目 月額

トライグループ

教材ダウンロード
「トライ e NAVI」
2480円~2980円 10万種類の教材を
何度でもダウンロード

 

場所と時間の制約から解放され、安価となれば段々、(顧客)ユーザーは増えていくだろう。

特に、フェローの鈴木さんが「通信教育ウェブサービスの可能性」で書いているように、海外在住の子どもたちにとってはとてもありがたいサービスだ。

 

◆だが、その一方でビジネスの大きさ(スケール)で考えると、日本で展開されているe-ラーニングは世界の同業他社とは戦えない。だって、ターゲットがほぼ国内のみ、つまり、日本語が前提なのだから。

 

◆たとえば、記事でも紹介した Lynda.com のように英語で作成されたコンテンツ。

内容的には、動学.tv とかぶるところも相当あるはずだが、動学.tv のターゲットとなるユーザー数とLynda.com のターゲットとなるユーザー数では圧倒的な差があるはず。 なにせ、日本語人口と英語人口の差がそのまま反映するのだから。

 

◆最近、i-phone向けのアプリで、ダウンロード数が1位になった日本の中小企業や世界中から相当数、ダウンロードされるアプリを作った日本人のニュースを目にしたが、これは「日本語」というカベがないので、世界で同じ土俵で戦って勝ち抜いた結果だ。

 

◆アプリだったら言葉を必要としない場合が多いが、e-ラーニングには必ず「言葉(読・書・聞)」がつきまとう。

このままの状態ではパイの食い合いが起こるだけだ。

だったら、日本発の世界の英語人口をターゲットとしたコンテンツ開発をしてみるのはいかがなものか。

 

◆それがガラパゴス化を防ぐ一方、日本語人口をターゲットにしたコンテンツにも磨きをかけ、いい意味での「ユニーク性」を保つのではないでしょうか。

 

 

参考: 読売新聞 「塾通いよりもネット学習…月謝、送迎の負担軽く」

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