本間勇人 の Goodware Times

‘教育のルーツ’ カテゴリーのアーカイブ

ヴォーリズの知られざる貢献

2009/03/24

カテゴリー: 教育のルーツ


☆ ヴォーリズが有名な建築家でもあったというのは、広く知られていますね。たしかにそうです。学校、教会、病院、住宅など幅広く、そしてそのリストは数えきれないほどです。軽井沢や信濃のエリアなどは、ヴォーリズのデザインした建築がいっぱいあります。

☆ 旧軽にいったら、ミカドのモカアイスを食べる人は多いと思いますが、あの喫茶店こそ、かつてヴォーリズの建築事務所だったんですね。改装・改築されていますが、今でも屋根のあたりは面影が残っているそうですよ。それほどあちこちにあるのですね。

e8b387e69699e9a4a81☆ 写真は、近江八幡の歴史を語ってくれる資料館ですが、つい最近まで、ヴォーリズの作品とはみなされていなかったのです。しかし、それが証明される資料が出てきたそうです。

☆ さてさて、そのヴォーリズは、実は韓国や中国にも招かれ、同じように建築デザインをしていたんです。彼のデザインは平和と愛を広めるすてきな道具でしたから、当然ですが、東アジア全域にわたって、それを実践しようとしたのでした。

☆ そして戦後、マッカーサーと会って、今日の日本をつくる糸口もつくったのです。近江兄弟社学園関係者の方々は、そのことをよく知っていって、今もヴォーリズの精神と功績を語り伝えていますが、もっと知られてもよいと思います。私たちの恩人だし、私たちの未来のために、不安定なアジア社会の解決のビジョンもつくってくれたのです。ヴォーリズについて知るチャンスを作れるとよいですね。

今近江にいます。

2009/03/23

カテゴリー: 教育のルーツ


☆ ウィリアム・メレル・ヴォーリズという日本に帰化したアメリカ人を知っていますか?

☆ 近江八幡を愛し、起業に教育に建築に、都市づくりに貢献した方です。

☆ NHKの取材がはいっていて、「ヴォーリズ記念館」の中には入れなかったけれど、街中がヴォーリズ一色だから、問題なし。

☆ しかし、近江八幡には、1000年以上もの歴史を誇る「日牟禮八幡宮」がある。近江商人の信仰を集めた神社。

もともとはヴォーリズの住居。近江兄弟社学園のすぐ近くにある。

もともとはヴォーリズの住居。近江兄弟社学園のすぐ近くにある。

☆ 琵琶湖の近くにある水郷地帯で、八幡山からは安土城址の山が見える。中山道が通り、いにしえの朝鮮との交易も行われていた。軽井沢も近い。

☆ ヴォーリズにとって、この地は、ユートピアだったに違いない。静かな小さな街だが、この場所から精神としても商品としてもGood wareが日本中に世界に広がる可能性を見通したに違いない。精神は教育と医療に、商品はメンタムに。そして永遠の象徴として建築デザイン。

☆ 今年4月4日から、東京のパナソニック電工の「汐留ミュージアム」で、ヴォーリズの展覧会がある。

☆ ヴォーリズは内村鑑三と鈴木弼美とも親しかったようだ。自ら近江兄弟社学園を創ったが、その影響は内村鑑三を通して、鴎友学園女子に、鈴木弼美を通して、山形の基督教独立学園に及んでいる。もちろん、このことはほとんどの人が忘れているが。

☆ 今なぜヴォーリズなのか?近江商人の気質とマッチした経済と教育とデザイン。世界同時不況の暗幕を取り除くヒントがあるに違いない。