本間勇人 の Goodware Times

‘学習プログラム’ カテゴリーのアーカイブ

山形県 「併設型」構想案まとめる 公立中高一貫校の転換なるか

2009/04/19

カテゴリー: 学習プログラム


山形県は、「併設型」の公立中高一貫校構想をまとめ、実行段階にはいろうとしています。

 

◇すでに「連携型」は実行しており、その長短を知り尽くしているからこそ、次の段階に進むのでしょう。

 

◇しかしながら、その構想案は、すでに設置され活動している公立中高一貫校とあまり変わらないように見えます。

 

◇かといって、何か外発的なプログラムを導入すればよいというものでもないでしょう。ではどうするか?

 

◇それは構想案にある育成する生徒像のビジョンにあります。

①社会に貢献するという強い意思を持って、自分の進路を選択し、独り立ちできる人間
②自分の選択した分野でリーダーシップを発揮し、温かい心を持って未来の山形を切り拓く人間

 

◇当たり前のビジョンのようですが、本気でこのビジョンを実現するプログラムというのは、どの公立中高一貫校にもまだないですね。

 

◇このプログラムを開発するならば、公立中高一貫校のパラダイム転換になるでしょう。外発的設置から内発的設置へ。これはコストもかからないですからね。それになんといっても、「山形を切り開く人間」というのがよいです。「山形を切り開く」とは「アジアを切り開く」と同義でしょう。地政学的視野ではそうですね。新潟県の村上にある中高一貫校でもそれは可能ですが、どうもそこまで視野は広くないようです。山形県はパラダイム転換の震源地になるかもしれません。

武蔵の梶取先生に見る私学の学習観

2009/04/18

カテゴリー: 学習プログラム


e7a781e5ada6e8a880e89189e58a9b1◇前回の「私学教育研究所前所長堀一郎先生の思い」で、紹介した私学の学力構造論は、「東京私学教育研究所所報№74別冊」として発刊されています。この5年以上かけて行われてきた活動は、毎年同研究所の紀要「所報」に掲載され続けてきたのですが、今回別冊としてまとまったのです。

 

◇330ページもの私学の先生方の労作です。各先生方の独自性と互いに議論しあった成果が盛り込まれているので、にわかにはすべてを理解できません。じっくり読み込み、ゆっくりご紹介していきたいと思います。今回は、その中で武蔵の梶取先生の論文の一節を紹介したいと思います。

 

(リコーダー)アンサンブルの場合、自分で音を発する前に、「聴く」ことの方がもっと大切です。耳で聞くだけでなく、相手のすべてを理解しようとすること、相手の息づかいを聴くことで相手が何を感じているかを理解すること。一流の演奏家はこの能力が格段に優れています。技術が優れているのは言うまでもありませんが、一流の演奏家の素晴らしさは、相手を「聴く」能力のずば抜けた高さにあります。カウンセリングで言う「傾聴」もこれに近いのではないでしょうか。充分に聴いたのちに、音を発することになります。音を発するにあたっては、先程のべたような肉体訓練が充分に行われ、肉体的、精神的にリラックスした状態を維持していなければなりません。そのような「開かれたからだ」から発せられた音が相手に伝わり、また相手を変えていくのです。メッセージを受け取った相手は、またその変化に対応し、音を発します。これが「音楽する」ということです。この過程を通して、自分自身が変容し、相手も変化します。アンサンブルの心地よさはここにあります。

 

◇「アンサンブル」を「コミュニケーション」に、「演奏家」を「人間」あるいは「教師」に、「音を発する」を「ことばを発する」に、「音楽する」を「対話する」にそれぞれ置き換えてみます。すると、私学の学習とは何かが映し出されます。

 

◇同書は、各教科の先生方が専門の領域の中で「ことば」を追究していますが、その果てにこのような私学の学びの一般化されたイメージあるいは理論が見えてくるようになっているのです。

 

◇もしも文科省や公立の先生方が、この書と対話してくだされば、梶取先生が語るように、その過程で日本の教育は変容していくことでしょう。

だじゃれは詩のはじまり 詩はことばのはじまり

2009/04/06

カテゴリー: 学習プログラム


e381a0e38198e38283e3828ce38199e38184e3819ee3818fe3818be38293◇新学習指導要領は言葉力を強化することが謳われています。具体的にはどうやって?
◇こんなのはどうでしょう。
◇中川ひろたかさんのだじゃれと高畠純さんの絵で構成されている本「だじゃれすいぞくかん」を使うのです。
◇表紙の絵には本文で「きのう きょう アシカ」とだじゃれがついています。
◇小学校低学年と実際にあそびました。ウケましたね。
◇最初の数ページは、額を集めて読みます。キャーキャーいって^^)
◇次にだじゃれを隠し、絵をみてだじゃれをみんなでつくります。真剣でした。
◇次に絵を隠し、だじゃれからイメージします。集中していました。
◇最後に絵もだじゃれも自分で作ります。笑いと悩みの両方が交差します。
◇絵と言葉の交換作業は、実際に書くことによって、語ることによって、
脳の言葉の回路を強くするような感じを受けました。
◇さてさて「ふゆは サメー」。どんな絵をかきますか?