本間勇人 の Goodware Times

2010 年 2 月 7 日 のアーカイブ

立命館アジア太平洋大学(APU)の存在意義[04] APUでコペルニクス的転回

2010/02/07

カテゴリー: イノベーション


「日本は閉鎖的な国」という先入観を持っていた。だが、来てみてイメージがいっぺんに良くなった。「空港や駅などいろんな場所で、何をしたらいいか親切に教えてもらった」。

 

☆とは、カメルーン出身のレオネル・ケチェメンさん(「APUのキャンパスから 立命館アジア太平洋大学」共同通信社・大分合同新聞社2002に掲載された記事から)の言葉。

 

☆日本の文化は複雑だから、そうは簡単にはいかないだろうが、たしかに江戸時代のような鎖国的な雰囲気はない。しかし、そんなことより大事なことは、APUに留学しようという学生でもマイナスの先入観を持っているということではないか。

 

☆なるほど、世界中の人がまだまだ日本に対しネガティブな印象を持っていてもおかしくはない。この先入観をぶち破るには、実際に対話する以外にない。いかに日本が観光立国をめざそうとも、表層的な対話では、開国以来破壊できないできた日本のネガティブイメージを払拭できないだろう。

 

☆とするならば、APUの役割は大きい。この先入観の払拭ということは留学生ばかりでなく、日本の学生にも同じことが言えるが、他の大学では、これほどアジア・アフリカの国々の留学生と日常生活を共にしながら対話はできないだろう。ますますAPUの役割は重要なわけだ。

 

☆日本に限らず、世界中の人々が互いにネガティブな先入観を抱いている。この死想こそ、差別や戦争の温床なのだ。だから、このような互いのマイナスイメージをコペルニクス的転回をさせる拠点としてのレゾンデトールがAPUにはある。この認識を大学受験生が持ってくれることを期待する。