☆「異文化の風」という冊子がある。共同通信社と大分合同新聞社が、APUのキャンパスで、学生にインタビューして編集した報告書である。
☆在学生のうち留学生が50%がゆえに、キャンパス内は毎日が異文化理解。衣食住のマナーから文化まで違うわけだから、意識することなく、その違いを互いに話し合わなければならない。一挙手一投足すべてに文化的差異があるわけだ。
☆その話もたいへんおもしろいが、その前に、グローバリゼーションのもとで、たとえ国や文化が違っても、共通している世代間問題もある。グローバリゼーションとポストモダニズムの嵐、どの国でも、若い世代は、自分の興味のあるものにしか関心をもたない。超個人主義の社会的問題性。内なる異文化という共通問題を留学生どうしが語り合う姿に、現代のコミュニケーションの複雑性を見いだせる。
☆ガラパゴス日本と言われているが、実は内なる異文化衝突は、グローバルな問題でもある。そんな最先端の課題を掘り起こす拠点はAPUをおいてほかにない。もっとマスメディアが入り込み、本当の問題を見出し、それについて論じることは、世界の中の未来の日本を発見することにもなる。

