鈴木裕之の発言

通信教育ウェブサービスの可能性

◇ネットを利用した通信教育サービスが浸透しつつあるようです。4月27日の読売新聞に4社ほどのサービス内容を紹介する記事が出ていました。

 

◇最近のネット利用学習の特長は、1)動画配信や教材ダウンロードが繰り返しできる、2)自分の好きな時間に自宅でできる、3)先取り型か復習型かなどの進度を自分で決められる、といったところにあります。

 

◇新聞記事では、都市部と地方の格差がなくなることへの期待が書かれていましたが、もう一つ忘れてはならないのが、海外在住の日本人のニーズです。日本の参考書が入手しづらい、また塾や補習校がない地域では特に、ネット利用学習はありがたいサービスになることでしょう。

 

◇ただし、海外生が留意すべきことは、「国内にいない」ことをネガティブにとらえて「欠落部分を補う」という感覚になるのではなく、海外での学習体験を優先した上で、国内型学習を「プラスアルファする」という姿勢です。いずれ帰国する時のことを考えて、「備え」をしたい気持ちはわかりますが、そのために「今」「ここ」での学習体験を犠牲にするのでは、せっかくの海外生活が楽しいものではなくなってしまいます。

 

◇国内発のサービスや情報が必ずしも世界の標準ではないということは、海外に暮らしてみるとむしろよく「見える」はずです。携帯電話と教育はその典型例です。

 

◇サービス提供側は、日本型教育システムを海外に拡大するという戦略をとるのではなく、海外で学習している日本人のニーズをとらえた上で、海外生用のコンテンツを開発していくことが望まれるでしょう。

 

◇それと同時に、国内で帰国生を受け入れる学校は、国内生の学力をはかる物差しとは別に、現地での学習体験を評価するシステムを確立していく必要があります

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コメント / トラックバック 1 件

  1. [...] 特に、フェローの鈴木さんが「通信教育ウェブサービスの可能性」で書いているように、海外在住の子どもたちにとってはとてもありがたいサービスだ。 [...]

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