“いじめ”被害の子どもたちの気持ち 文科大臣に伝わったか?

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“いじめ”被害の子どもたちの気持ち 文科大臣に伝わったか?

ニュースカテゴリ:教育イノベーション 2012/09/01

☆昨日31日、各テレビニュースで、いじめや不登校を経験した生徒たちが、文部科学大臣にいじめ対策について直談判した模様が放映された。

☆テレビ朝日系(ANN) 8月31日(金)19時25分配信の動画を改めてみて感じたことは、不登校になった自分たちの経験を思い起こしながら話すにつれて、みな涙が流れていた、それほどの痛みが表れていたということである。そして、その痛みを平野文科大臣がしっかり受けとめられていなかったことにも驚いた。


☆子どもたちは、「いじめで死んでしまうのか、無理して学校に行くかの2つの選択しか知らなかった」などと涙ながらに話したのである。2者択一の判断しかできな環境にあったのである。そして、教育行政のトップの大臣が率先して、「無理して学校に行かなくて良い」と明言してほしいと求めた。これに対して、平野大臣は「命を守るため、悩みを誰かと一緒に解決する環境を整えるため努力する」などと一般論を答えるにとどまったのである。

☆文科省は、不登校の対応について、マニュアルをつくって全国に配布している。

新学習指導要領のねらいの実現
  
開かれた学校づくり
 
きめ細かい教科指導の実施
  
学ぶ意欲を育む指導の充実
 
安心して通うことができる学校の実現

児童生徒の発達段階に応じたきめ細かい配慮
  
☆このビジョンは、不登校の対応ではなく、普通の学校にする対応である。重要であるが、いま・ここで起こっている事態を解決する方法ではない。

☆冷静沈着大いに結構であるが、
 
痛みを共有する人間関係を構築できる新しいプログラムを作成すること。

全国的に偏差値ランキングを廃止すること。

大学は全員が行けることを前提に、その資格をとるための新しい評価メカニズムをつくること。

学びを教科ごとのタコツボから解放すること。

NHKの哲子の部屋のような「哲学」を盛り込むこと。つまり、教師と生徒のコミュニケーションの革命を起こすこと。

☆以上のような動きが学校でできない場合、そのようなコミュニティを自治体が新たに作ること、これである。

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教育や学習を専門知や政策知とは違う切り口で見てきました。今後も公共知で探究を深めていきます。